Columbus P-10 Pro のレポート
Firmware 2.2
1.USB接続してからMicroSDが認識されるまで30秒以上かかることがある(通常は4秒以内)。
2.USBメモリーの取り出し操作後もMicroSDが認識されたままになる(取り外してもエラーは生じない)。
3.CSVログのヘッダーは INDEX,TAG,DATE,TIME,LATITUDE N/S,LONGITUDE E/W,HEIGHT,SPEED,HEADING
   測位状態は記録されない。
4.CSVログの日付と時刻は区切り記号なしの数字のみで年は下2桁のみ(書式は yymmdd,hhmmss)。
5.CSV、GPXログの時刻は1秒単位なので5Hzログの場合は同一時刻が5回出力される。
   1秒間隔のログでも1時間当たり20回程度同一時刻が出力される。
6.NMEA出力とNMEAログのセンテンスはGGAとRMCのみ、測位状態は測位不可と単独測位の2種類のみ。
7.USB経由でのNMEA出力のGGAセンテンスの時刻がRMCよりも1秒遅れている(5Hz出力時は0.2秒遅れ)。
    NMEA Monitor for windows の「ツール」→「PCとの時刻差」で確認
8.スタティック・ナビゲーション(Clamping function)が有効になっている。
   速度が約1km/h以下だと緯度経度をロックし、速度が上昇したとき一気にMax約8.5m間隔で補完出力する。
   よってログ位置に対する時刻が不正になる。
   低速移動中に方向転換しても始点と終点を直線補完するようだ。
   このため特定位置の座標を求めたい場合や浮島の低速ドリフト記録などの用途には適さない。
   NMEAコマンドを受け付けないのでスタティックナビゲーションをOFFにできない。

   P-10 Pro(1Hz log) と ZED-F9P(CLAS) の低速移動時のデータ比較
   マップ上の軌跡
   
   経過時間と移動距離
   
9.たまに電源とPOIボタンの同時押しなどが機能しない場合がある(リセットホールを押して解決)。
10.電源ボタンが少し押しにくい。
11.バッテリーは交換できない。
12.保持位置による軌跡の違い(頭上と胸ポケット)。
   

改善を望む点
   スタティック・ナビゲーション(Clamping function)を無効にするオプションの追加。
   スタティック・ナビゲーションが有効でも5m程度移動したら緯度経度を更新する。
   CSVログに追加希望: 0.1秒単位の時刻、GPSステイタス、バッテリー残量。
   USBメモリーの取外し処理を完全に、接続時の認識時間を安定化する。

参考
   Columbus P-7 Pro レポート

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