Windows10 備忘録

Windows 8.1からのアップグレードインストール

1. Media Centerがインストールされていた場合はUpdateで Windows DVD Player が追加される。

2. アプリケーションのタイトルバーの表示形式が変更された。
カラーが白になり、フォーカスのON/OFFでは変化しない。
キャプションが左寄せになり、フォーカスOFF時は文字がグレイで表示される。
3. Delphi XE8 は正常に使用できる。

4. Delphi 2007 は起動時にBorland.Delphi.Targets が見つからないとのエラーメッセージが出る。
対策:
C:\Windows.old\WINDOWS\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727 フォルダにある
Borland.Common.Targets
Borland.Cpp.Targets
Borland.Delphi.Targets
Borland.Group.Targets
の4ファイルを
C:\Windows\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727\ にコピーする。

多重起動はNGだが再起動はOKになった。
5. Bluetooth接続について。
ベンダー供給ドライバのインストールが必要。
Princeton PTM-UBT3S の場合はOS起動の度に InstDev の実行を問い合せるようになるので
C:\Program Files\Toshiba\Bluetooth Toshiba Stack\InstDev.exe を _InstDev.exe にリネームした。
今のところ悪影響はない模様。
  追記:最新版ではベンダードライバは不要になった(アンインストールが必要)。
6. Windowsバージョンの取得値。
手続き Windows 10 Windows 8.1
Ver コマンド 10.0.10240 6.3.9600
Delphi XE8 システム変数 10.0.0 6.3.0
Delphi2007 システム変数 6.2.9200 6.2.9200
レジストリ CurrentVersion 6.3.10240 6.3.9600
GetVersionEx 注1) 6.2 6.2
GetVersionEx 注2) 10.0 6.3

注1) マニフェストがデフォルトの場合
     Windows8.1以上で Windows 8.0の値を返す。

注2) マニフェストに下記を追加した場合
     <compatibility xmlns="urn:schemas-microsoft-com:compatibility.v1">
      <application>
        <!-- Windows Vista -->
        <supportedOS Id="{e2011457-1546-43c5-a5fe-008deee3d3f0}"/>
        <!-- Windows 7 -->
        <supportedOS Id="{35138b9a-5d96-4fbd-8e2d-a2440225f93a}"/>
        <!-- Windows 8 -->
        <supportedOS Id="{4a2f28e3-53b9-4441-ba9c-d69d4a4a6e38}"/>
        <!-- Windows 8.1 -->
        <supportedOS Id="{1f676c76-80e1-4239-95bb-83d0f6d0da78}"/>
        <!-- Windows 10 -->
        <supportedOS Id="{8e0f7a12-bfb3-4fe8-b9a5-48fd50a15a9a}"/>
      </application>
    </compatibility>

注3) Windows10で追加されたレジストリ
     HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion
     に下記の2項目が追加された。
       CurrentMajorVersionNumber
       CurrentMinorVersionNumber

     CurrentVersion はWindows8.1迄の値を返す。

参考) Delphi XE8 ではシステム変数 Win32MajorVersion, Win32MinorVersion で真のバージョンが得られる。
      Delphi 2007 では下記の手続きを利用できる

  Procedure GetWinVer(Var Major, Minor, Build : Integer);
  var St : String; n : Integer;
  begin
    Major := 0; Minor := 0; Build := 0;
    with TRegistry.Create do begin
      try
        Rootkey := HKEY_LOCAL_MACHINE;
        if OpenKeyReadOnly('SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion') then begin
          if ValueExists('CurrentMajorVersionNumber') then begin { >= Windows 10 }
            Major := ReadInteger('CurrentMajorVersionNumber');
            Minor := ReadInteger('CurrentMinorVersionNumber');
          end
          else begin { <= Windows 8.1 }
            St := ReadString('CurrentVersion');
            n := Pos('.', St);
            if n>0 then begin
              Major := StrToInt(Copy(St, 1, n-1));
              Delete(St, 1, n);
              Minor := StrToInt(St);
            end
            else
              Major := StrToInt(St);
          end;
          Build := StrToInt(ReadString('CurrentBuildNumber'));
        end;
      finally
        CloseKey;
      end;
    end;
  end;

7. IEを既定のブラウザに設定する手順。
コントロールパネルの「既定のプログラム」をクリックする。
「既定のプログラムの設定」をクリックし、プログラム欄の「Internet Explorer」をクリックして
「すべての項目に対し、既定のプログラムとして設定する(S)」をクリックする。
8. 外付けハードディスク対策(高速スタートアップを無効にする)。
コントロールパネルから「電源オプション」を起動する。
左端の「電源ボタンの動作の選択」をクリックしてから「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック。
「シャットダウン設定」の「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外して「変更の保存」をクリックする。
9. 外付けUSBデバイスが認識さなれない場合。
デバイスマネージャを起動して問題のデバイスを削除し(ドライバは削除しないこと)
「操作」→「ハードウェア変更のスキャン」で復旧する場合がある。
ダメな場合はデバイスドライバの再インストールを行う。
10. ESET SMART Security が旧バージョンのままWindows10をインストールした場合。
エラーメッセージ: DRIVER_IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL (epfwwfp.sys) で起動できなくなる。
この場合はセーフモードで起動して C:\Windows\System32\drivers\epfwwfp.sys を削除して再起動し、
ESET SMART Security をアンインストールしてから、最新バージョンをインストールする。

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